社会人なら知って損は無い基礎知識 ~ 雇用保険の役割 ~
働いている人なら誰もが加入する保険
『雇用保険』
雇用保険は国の保険制度であり、強制保険です。
毎月の給与から保険料が引かれているけれど
これは一体どんな役割をしているのか皆さんご存知ですか?
働く人のさまざま状況に応じて、サポートしてくれます。
世間に広く知られているのが、失業保険ではないでしょうか。
失業した時に、生活費が無くては困ってしまいますよね。。。
このような状況をサポートしてくれるのが失業保険(基本手当)です。
また、『再就職手当』と言って、失業中の人に出来るだけ早く就職先を決めてもらう為のお祝金制度もあります。
これらは雇用保険の役割のごく一部です。
他にもあまり知られていないものがたくさんあるのでご紹介します。
雇用保険の役割を大まかにまとめると、以下の2つ
1. 労働者が失業した場合や労働者が職業教育訓練を受けた場合に、生活及び雇用の安定と就職の促進のために失業等給付を支給すること
2. 失業の予防、雇用状態の是正および雇用機会の増大、労働者の能力の開発および向上を図るための二事業を実施すること(雇用保険二事業)
上記に能力の開発とありますが、このひとつに公共職業訓練があります。
公共職業訓練は、公的機関の施設や民間の学校・事業主等に委託して実施される公的な職業訓練の総称です。
求職者や在職者のスキルアップに役立っています。
そこではさまざまな科目を学ぶコースが用意されているので、一部ご紹介します。
・電気工事科 ・建築大工科 ・機械加工科
・精密溶接技術科 ・CAD/CAM技術科 ・介護福祉士養成科
・IT中、上級科 ・WEBプログラミング科
幅広いジャンルを実施しているようです\(◎o◎)/
失業期間中は、失業給付を受けながら、勉強もできるということで
近年利用希望者が増加しています。
労働者の為だけではなく事業者の為の役割もある
保険料は雇用する側(会社)も払っており、労働者・事業者の双方のための制度なのです。
事業者向けの助成金制度も数多くあります。
雇用保険二事業のうちの1つ「雇用安定事業」は、事業者向けの助成金が主となっています。
雇用関係助成金には下記のようなものがあります。
高年齢者や障害者等の就職困難者をハローワーク等の紹介により、継続して雇用する労働者(雇用保険の一般被保険者)として雇い入れる事業主に対して助成されます。
● トライアル雇用助成金
安定就業を希望する未経験者を試行的に雇い入れる。
●地域雇用開発助成金
雇用情勢が特に厳しい地域で、事業所を設置して従業員を雇い入れる
雇用保険は労働者を保護すると同時に事業主を助成する重要な制度なのです。
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